2006年05月01日

TV ドキュメンタリー(3)

次に、ロバートという9歳の男の子のことを紹介しよう。

彼は、学校では誰にも話をしない。コミュニケーションは、首を立て横に振るか、授業中の先生の質問には、ホワイトボードに書いて答えている。

休み時間には、一人で校庭の隅に立っているだけで、終わるとさっさと教室に入る。

給食のときも、自分が欲しいものを指差すだけだ。

学校以外では、自分の両親と、サミュエルという学校の友達(学校では話さないに)には普通に話している。そして、まったくのストレンジャーなのに、カメラの前でインタビューには応じられる。そこで、語ってくれたのは、

「学校では、話をすることは、ものすごく重荷で、緊張する。本当は、話したいんだけど、何を話して言いかわからないんだ。」

朝、学校へ向かう車の中では、だんだん緊張し始めて、無口になってきて、学校に着く頃には、家にいるときとはまったく別人のようになってしまう。

-- ロバートのような者とは誰も友達になりたいとは思わないだろう。
中学校に進んだら、いじめにあうかもしれない、が、言い返すことも出来ないであろう。このままでは、将来も、パートナーも見つけられず、一人ぼっちで寂しく過ごすようになるのではないか。--

両親の心配は絶えない。

今、何か手を打たなければ、この子はどうなってしまうのであろうか。

悩みに悩んだ挙句、最後の手段として、PROZAC という、抗鬱剤を使うことにした。

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2006年04月27日

TV ドキュメンタリー(2)

これから2回に分けて、ドキュメンタリーに出ていた子供達のことを書いていこう。

一回目は、5歳の女の子、マデリン。

家では、うるさいぐらいに、元気でおしゃべりな子供である。

が、いったん外に出ると、とたんにおとなしくなってしまう。なぜか、大手のスーパー(テスコ?)では、しゃべる。

僕と同じく、小学校に入学してから、学校では誰にもしゃべらなかった。

学校でのマデリンは、しゃべらない事を除けば、ほかの子供達と同じように振舞っているし、休み時間も、元気に遊んでいる。

先生曰く、彼女は、シャイではないが、話すことを極度に恐れているようで、教師生活25年の間、こんな子供は今までに受け持った事がなかったそうだ。

マデリンのお母さんは、マデリンのような子供についての情報がないか、とインターネットで探していたところ、"Selective Mutism"(場面緘黙症) と言う言葉に出くわした。 そこで、マギー、ジョンソン というスピーチセラピストが書いた、 場面緘黙症のマニュアルを見つけた。

そのマニュアルで、お母さんはマデリンが典型的な場面緘黙症だと言う事を知り、それならマニュアルにある治療方法も、マデリンにぴったりだと思い、早速はじめてみた。

その方法とは、Sliding-In と呼ばれているものであるが、最初、お母さんと、マデリンが学校の一室で部屋を閉め切って、誰にも邪魔されず遊びながら会話をし、アシスタントの先生が廊下に立って聞いている。徐々に、ドアを少し開け、次の段階は、アシスタントの先生も入って来て、ほかの人が居る事に慣れてきたら、お母さんが少しずつその場を離れて、最後には、アシスタントの先生と、お母さんが居なくても話が出来るようになる、と言うのがこのプログラムの概要である。

このプログラムを早速、始めてみたが、マデリンが嫌がり、なかなかうまくいかなかった。 お母さんは、すごく失望して、カメラの前で泣いてしまうほどであった。

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posted by なんでさん at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

TV ドキュメンタリー(1)

僕の春休みの間に、こちらのチャンネルで、場面緘黙児のドキュメンタリーが放映された。

僕と同じ5歳の女の子と、9歳の男の子の一年間の記録だ。

なんという良いタイミングだろうか。

僕の場面緘黙症の治療も、もうすぐ始まる。 24日(月曜日)には、ママと、スピーチセラピストと、学校のスペシャルニード担当の人との間でミーティングがある。 そこで、スピーチセラピストが治療のプログラムを説明してくれる事になっている。

ママは、眠い目を擦りながら、夜9時から始まった番組をみながら、必死にノートを取っていた。 そのミーティングの予習と、僕の事と重ね合わせながら、真剣に、観、聴き入っていた。 念のために、パパの弟に録画も頼んでおいた。

僕はというと、番組が始まる頃には疲れてきって沈没。 

僕がこの番組を見ていたら、どう感じただろうか?

そんなママの思いをよそに、僕は、ママの横でいびきをかきながら獏睡してた。



posted by なんでさん at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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