2006年06月28日

カーペットはぬれてないよ

学校で、トイレに行きたいと言えなくて帰りまで我慢できずに、僕はしばしばパンツをぬらしてくることがあった。

誰かが僕がもじもじしているのに気が付いて、トイレに行きたいか聞いてくれたら、うなづいて、トイレに行く事が出来るのだけれど、誰も気がついてくれなかったら…悲劇である。

ある日、いつものようにママが迎えに来て、そしていつものように手をつなぎ、家に帰ろうとしたときのこと。

ママが、校門を出る前にふと僕を見ると、ズボンがぬれているではないか!

「えー、いつ出ちゃったの?学校で?たった今?」

僕は、ママの問いかけには答えずに、

「でも、カーペットはぬれてなかったよ。オラ君ちゃんと触ってみたけど、ぬれてなかったよ。」

この僕の言葉で、ママには、一生懸命カーペットがぬれないように、お尻をつけないで、もじもじしている僕の姿が想像できた。

けなげに子供なりに気を使って...。

そこで、はっと思い出したのが、先生の言葉。カーペットにお尻をつけて座らない。

もしかしたら、それはそのためだったのかもしれない。

トイレに行きたい事も、ぬれてしまった事も言えず、それを隠そうとしてちゃんと座らない。そして、それを先生にとがめられ...、かわいそーに……。

「気持ち悪いでしょ? 早く帰っておきがえさんしようね。」

ママはそれだけ言うと、他の子に気づかれないように足早に家に向かった。

もうすぐ、冬時間に戻る、曇りがちで薄暗い午後の出来事だった。

posted by なんでさん at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校生活 (Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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