2006年06月27日

治療プログラム(13)

第13回(2006年6月26日 月曜日)

今日も朝から雨模様。
ママが学校に行くまで降ったりやんだりで、全然改善する気配もみられず、シャボン玉はお預け。

それでいつものMrs Cの部屋に向かった。

部屋について電気をつけると、アシスタントの先生は、僕に自分は部屋にはいって良いか、廊下で待っていたらいいか、聞いた。

僕は、部屋の中を指差し、先生はThank you!と言って、中に入り、Mrs Cの机に座った。

僕は、先生が中にいる事を自分で選んだのに、先生がいるとすこし落ち着かず、ママとも話さなかった。

最初は、アイスクリームの箱に入った簡単な動物のパズルを取り出してきて、机の上に並べたが、ママが一緒にやろうとすると、見向きもせずに、サンドイッチセットを取り出してきた。

その中の一つを先生の所に持って行き、何もいわずに机の上に置いた。
先生は、Thank you!と言って、食べるふりをした。
僕も、違うサンドイッチを取って食べるふりをしたが、思わず端っこをかじってしまった。あまりおいしくない。

先生は、「私の食べているサンドイッチは、あなたのと同じもの?」と聞いてきたが、僕はうなづいたり、首を横に振ったり、訳がわからない。 そして、また別のサンドイッチを先生の所に持って行った。

先生は、「うわー、いっぱい!」と言いながら、また食べるふりをした。
僕は、なぜかママには一つもあげなかった。

次に、僕はパイレーツのゲームを取り出して、先生の近くで、一人でパイレーツをセットして、剣を刺して遊び始めた。

ママは、自分が手を出していいものか迷った。と言うのは、僕はママのところでそのゲームを広げずに、先生の近くでやり始めたから。

でも、何もしないわけにはいかないので、僕のところに来て、
「私も、一緒にやってもいい?」と英語で聞いてきたが、僕は何も言わずにうなづいた。

しばらくは、ママが、「オラ二オスの番、私の番,…」と言いながら、交互に剣を刺していった。途中先生も、「それは黄色ね、緑ね、」等と言いながら加わってきた。

ママの番で海賊が飛び出すと、先生は
「あー、びっくりした!で、どっちが勝ったの?」と僕に聞くと、僕はママを指差した。
「えー、ほんと?マミーのところで海賊が飛び出したわよね、そしたら、オラ二オスが勝ったんじゃない?」
僕は、ただうなづいて、別のものを探し始めた。

本当に、今日は僕は落ち着きがない。


次に見つけたのがボーリングセット。パイレーツゲームを片付けずに遊び始めたので、先生に「片付けてから遊びましょうね。いつも、パープルクラスの先生に言われているでしょ?」

僕はそれでも片付けようとしなかったので、ママは強制的に、僕に片付けさせた。

やっと、片づけが終わると、いよいよボーリングの開始。
僕は、ママが広いところでやろうと言っているにもかかわらず、6本のピンをわざわざ先生の近くの狭いところに並べた。

そして、先生が、何本あるの?との問いかけにも答えず、黙々とボールを投げ、3回目で全部のピンを倒した。

その後も、片付けもせずに、他のおもちゃで遊ぼうとしたので、またママに捕まえられて、一緒に片付けた。

砂時計をしばらく眺めた後、僕はどこからかおもちゃの楽器のセットを取り出してきた。

先生とママと僕の3人で、ハーモニカを吹いたり、太鼓をたたいたりした。歌も歌った。 
“幸せなら手をたたこう”という歌だ。この英語版。ママは舌が回らないので、でたらめでごまかし。僕は振り付けだけ。

手をたたいた後は、何をする?と、先生が僕に聞くと、僕はうなづいた。先生も僕の意味している事がわかり、“手をたたこう”のところを、“nod your head”に変えて、歌った。

次は? 僕はすかさず立ち上がり、足踏みをした。
ママも先生も立ち上がって、足踏みしながら歌った。

そして、時間も3時5分過ぎ。片づけをして、教室に向かった。

今回は、僕はママとは話もしなかったし、あまり遊びもしなかった。それより、先生と遊びたかった。先生にはすぐにはじゃべらないかもしれないが、ママがいなくても平気に思えた。

帰り道、二匹のカタツムリが道を這っているのを見た。

「一つはママ、一つはこども、パパはお仕事.....。」
posted by なんでさん at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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