2006年06月24日

治療プログラム(12)

第12回(2006年6月21日 水曜日)

朝は、曇りがちで雨模様。
シャボン玉作戦が出来ないかも…。と、ママの心も曇がち。
でも、変わりやすいイギリスの天気のことだから、ママが学校に行く頃までには、晴れるかもしれない。

案の定、ママが家を出るまでには、空は快晴に変わった。こういうときは、変わりやすいイギリスの天気も、ありがたく思える。 風がちょっと強いが大丈夫であろう。

ママが学校に着くと、アシスタントの先生は、今日は外で、ママと先生と僕の3人で僕の好きなことをやろうと、提案した。

僕は、何のことかすぐにわかった。昨日のセッションで、ちらっとシャボン玉という言葉が聞こえてきたから。

先生は、まだ何をするかは具体的に言わず、まず、Mrs Cの部屋に行ってあれを借りなきゃね、といい、いつもの部屋に向かい始めた。僕とママも後についていった。

途中、Mrs Cに会ったので、アシスタントの先生は僕に向かってこういった。
「あれを貸して欲しいって言ってみて?」
「…………………………」僕は無言で親指をくわえている。
Mrs Cは、 「えっ、何?親指だったら、貸せないわよ。私も必要だからね。」と、言って笑った。

アシスタントの先生もそれ以上僕に無理強いしないで、シャボン玉を貸して欲しいと、言った。

Mrs C は、シャボン玉が置いてある場所を教えて、バイ、と言って立ち去った。

僕は待ちきれずに、Mrs C の部屋に向かって走って、何度も走らないようにと、先生に注意された。

部屋の中に入ると、シャボン玉がちゃんと置いてある。今までなくなっていたのに。Mrs C が用意しておいてくれたんだ。

僕は、早速シャボン玉を手に取り、廊下へ飛び出した。

非常口から出ようとして、止められ、昨日の音楽室に入ろうとして止められ、一体どこへ行けばいいんだろう。早くシャボン玉がやりたいのに。

やっと出口を見つけ、みんなで外に出た。

風が相変らず強かったが、早速、シャボン玉で遊び始めた。
ママも、ちゃんと用意して来たので、それぞれがシャボン玉を作って飛ばした。
風が強かったので、大きいものが作れず、小さいものがたくさん出来た。

僕は、シャボン玉が出来るたびに、あっ、あっ、という声を出し、ジャンプしたり、野放しにされた犬のように、あっちこっち走り回った。

ちょっと、広すぎて、僕がどこまでも走っていってしまったので、まとまりがつかなかったが、アシスタントの先生は、ママの持ってきたシャボン玉セットが気に入り、自分も買いたいと言っていた。 ママは、Mrs C のシャボン玉が気に入り、是非欲しいと思った。そこら辺の安物と違い、とっても長持ちする。 僕は僕で、忘れられてたフラフープを見つけ、少し学校に貢献でき、それぞれにそれなりに、収穫があった。

教室に戻るとき、アシスタントの先生が、またマミーが来たときにシャボン玉やりましょうね、と言ってくれた。

I can’t wait!
posted by なんでさん at 13:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 場面緘黙症治療(Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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