2006年06月17日

治療プログラム(8)-2

第8回(2006年6月5日 月曜日)

今回は、僕は戸を閉めておいた。

僕は、部屋に入るとすかさずアイスクリームの箱を取ってきて、中に入っているパズルのピースを取り出した。

僕は珍しくパズルを完成した。といっても、動物4匹の絵が二つに分かれていて、それを組み合わせるだけだから、超簡単なもの。 でも、そんなものでも、前は、完成まで落ち着いていられなかったのだ。

ママが、完成した動物を指差して、「What’s this?」と聞いても、
僕は、「I don’t know」と、今ひとつのってこない。

そのうち、またトイレに行きたくなった。

ママが、先生に僕がまたトイレに行きたい事を告げると、先生は、
「今日は7回も行ったのよ。どうしたのかしらねー」といいながら、僕をトイレに連れて行ってくれた。

7回も!どっか悪いのだろうか?ママは、心配しながらも、それほど気にもせずに、部屋の中をぐるっと見回した。何か面白いものはないかなー?

そこで目に付いたのは、<CAT IN THE HAT>のパズルだ。
僕は猫が大好きなので、興味を示すだろうと思い、そのパズルを机の上において、僕達が帰ってくるのを待った。

そのパズルは、ちょっと変わっている。表が毛で、出来上がると帽子になるようになっている。裏には何か絵が描いてある。

僕は、ママが思ったほどそれほど興味を示さなかったが、ピースの一つを先生の所に持って行って見せた。

先生も、何それ?毛が付いているのね。面白いわねー。としきりに話しかけたが、僕は何も言わず、ママの所に戻って、ママのパズルを少し手伝ったが、すぐに飽きて、LEGOを無言でやり始めた。

僕は、トンネルを作り始めた。次のときに、ママが僕の地下鉄を持ってくるから(僕が勝手に思っていただけ)それ用のトンネルだ。

ママは仕方なく、パズルを片付け、僕と一緒にLEGOを作り始めた。
何か、いろいろ話しかけてくれたが、僕はその気になれず、何の返事もせずに、LEGOで遊び続けた。

時計が3時を少し回ったところで、アシスタントの先生が、もう終わりの時間だと、中に入ってきた。

やっと、教室に帰れる。僕はホッとした。

教室に帰る途中、講堂を通ると、僕達のクラスとピンククラスが、校長先生の話を聞いていた。

みんな、僕とママのところをじろじろと見ていた。

オラ二オスだけ教室から抜けて何をしているんだろう?何で、オラ二オスのマミーだけ学校に来ているの?僕のマミーも、私のマミーも、来ると良いのに。。

そんな子供達の思いが伝わってくるようであった。

posted by なんでさん at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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