2006年06月10日

治療プログラム(5)

第5回(2006年5月15日 月曜日)

今回は、前回の教訓で、ママもアシスタントの先生も念には念を押して、僕にトイレに行きたいか聞いてきた。

それでも僕がノーと言うので、ママたちは僕を信用して、大丈夫だろうと思い、いつもの部屋に向かった。(そして、本当に大丈夫だった)

僕は、最初、部屋の戸を閉めていたが、遊んでいるうちに、アシスタントの先生が気になってきて、戸を開けておく事にした。

椅子を三つも置いて、かなり広―く開けた。これには、ママもちょっとたじたじ。
 
 ^話していること全部聞かれるじゃないかー、オラ二オス!^

ママの表情からは、こんなことを思っていることが読み取られた。
が、僕がこういう状況でも、普通に話せるようになることが最終目的なのだから、仕方がない。

ママは、気を取り直して、
「さー、今日は何で遊ぼうか?」

僕は、無言のままシャボン玉を取り出した。
僕は、ママと遊ぶより、廊下に座っている先生の所に行って、シャボン玉をいっぱい作った。
僕が上手に大きいシャボン玉を作れるのを、見て欲しかったからだ。

そのうち、僕は、人形で遊び始めた。
すると、今回は先生が自主的に入ってきて、僕達の人形遊びに加わった。

ママと、先生は人形を使って僕にいろいろ話しかけたが、僕は、ずーと黙ったまま遊び続けている。
先生に話しかけられると、僕は笑顔でいるつもりでも、表情がこわばってぎこちないのが、ママにはわかった。

何とかしなければ。何とか僕をリラックスさせて遊ばせるには。。。

ママが、そんなことを考えているうちに、僕はまたシャボン玉で遊び始めた。

そして、僕が大きいシャボン玉を作ったとき、先生のほうを向いて、
  「あっ、あっ!」と声を出している事に、ママは気づいた。

これは、いい調子かも知れない。このままシャボン玉で遊んでいるうちに、先生に向かって言葉を発するかもしれない。 やったー!
そして、ふと、先生の方を見ると、あまりいい顔をしていない。 僕がシャボン玉で遊んでばっかりで、うんざりしている様子。

それでも僕は、大きいシャボン玉が出来ると、先生に見て欲しくて、「あっ、あっ!」っと、音を出していた。

セッションが終わったとき、先生はママに、もうシャボン玉は隠しましょう、と提案してきた。

ママは、同意したものの、僕が音を出し始めた事を先生はどう感じたのだろうか?
それが、すごいステップになのに、何も思わなかったんだろうか?
オラ二オスがリラックスして、話せるようになるのが目的ではないのか?
スピーチセラピーの部屋にシャボン玉が置いてあるという事は、それも、セラピーに役立っているからなのではないか? 

いろんな疑問が沸いてきた。

そして、複雑な思いを残しながら、今回も終わり。



posted by なんでさん at 13:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スポンジボブが大好きですw
Posted by 名無し at 2006年06月10日 13:35
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