2006年06月05日

治療プログラム(3)

第3回(2006年5月8日 月曜日)

ようやく、今週から週2回のペースでプログラムが進められそうである。
月曜日にやるのは初めてである。

ママは、いつものように2時40分に学校に着いた。
受付に行くと、いつものお姉さんとは違う人がいた。

「子供のスピーチのサポートに来ました。」 と、告げると、
あー、とママのことはもう知ってるかのように、訪問者用のノートに記入するように、と、そして、中に入るように言われた。

言われるままに中に入ったものの、今日は、ママは、教室にいる僕を見ていない。アシスタントの先生が、ママが通るのを見たかも疑問だ。
いつもの廊下の椅子に座って、待ってはいたものの、僕達が来るかどうか、不安であった。

別な女の人だったら、僕のクラスにきて、アシスタントの先生に、ママが来たことを告げてくれる。ママは、この人もそうしてくれると思っていたが、何も動きは見られない。

丁度そのとき、ほかの事で、僕のサポートをしていてくれたMrs Mがとおりかかった。
「ハロー! オラ二オスのサポートに来たのね」と声をかけてくれた。
ママは、ここぞとばかりに、「ハイ、でも、ここで待ってれば、いいんですよね!」
と、念を押す。
「大丈夫だと思うけど、呼んできてあげる」と、僕のクラスに、呼びに来てくれた。

このMrs M こそ、正確には、この学校で僕が初めてしゃべりかけた人である。このことは、また後ほどお話しよう。

僕とママとアシスタントの先生がそろったところで、またあの部屋に行った。

今回は少し戸をあけておいた。

そのせいで、僕はものすごーく小さい声でママと話した。 ほとんど、囁きである。 

はじめはシャボン玉で遊んでいたが、僕はアシスタントの先生にも中に入って欲しかった。

廊下で座っている先生が、見えなくなると、僕は気になって、先生を見に行ったり落ち着かない。 それで、途中から先生にも入ってきてもらい、僕達は人形遊びをした。

木で出来た人形の家を中心に、それぞれ人形を持って、ご飯を食べるふりをしたり、寝るふり、シャワーを浴びたり、と、先生も僕にいろいろ話しかけてくれた。 が、僕はうなづいたり、首を横に振ったり、するだけで、何もしゃべらなかった。

ママも時々口を挟んで、人形を使って話をしたりしたが、先生と僕のコミュニケーションにどれだけ介入したらいいものか、戸惑いもあった。 ママが、僕の変わりに何でもしゃべってしまっては、僕のしゃべる機会も、意欲もなくなってしまうだろう。かと言って、僕が何も言わないのに、先生一人でしゃべらせているのも、罰が悪い。

が、そうこうしているうちに、時間が来て、クラスに戻って帰りの支度をした。

small step, small step。すこしづつ、すこしづつ。。。
posted by なんでさん at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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