2007年03月15日

放課後の会話練習(5)

2006年10月31日(火曜日)

午後の授業の出来事で、もやもやした気持ちを残しながらも僕とママは、放課後の会話練習に学校内を歩き始めた。

僕の行くところは決まっていた。ホールの入り口のそばにある
地球儀にはまっていた。

そこへ行こうとママと歩いていると、今日はいろんな人に声をかけられた。

僕が、ヘリコプターと言う葉っぱを両方の耳に差し込んでいると、誰もが大笑い! オラにオスは本当に面白いわねー!と通り過ぎていく人みんなが言っていった。

僕たちが地球儀のところにたどり着き、日本とロンドンを見ていたら、校長先生にまで声をかけられた。

僕は、ママと話をしていたが、ピッタっとやめて、黙ってしまった。

でも、校長先生の質問には、指を指したり、うなづいたりして何らかの反応を示したので、ママは一安心。

校長先生はママともちょっと話をして、講堂の方へ向かった。

その途端、僕はまたしゃべり始めた。日本とロンドンへの思いをはせながら, しばらく地球儀をくるくる回していた。

10-15分は過ぎただろうか?今回も廊下で停まってしまって、ウォーキングにはならなかったが、ママも疲れていたので、それで帰ることにした。

学校を出て校庭を通ると、また今日の午後の授業の事を思い出した。

僕も、Shoutingやりたかったな.......





posted by なんでさん at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Year 1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月13日

ママがヘルパー(3)


2006年10月31日(火曜日)

ハーフタームホリデーが終わって、また学校が始まった。
僕は気乗りしなかったが、今日からママが本格的に週に二回僕のクラスにヘルプに来るので、それを楽しみに学校へ行った。

午後、お昼休みが終わって教室に戻ると、ママがいて、僕はうれしかった。

その日の午後は、サイエンスの時間で、音の伝わり方について習った。

大きい音は、遠くまで聞こえるし、小さい音は近くでしか聞こえない。

その事を教わると僕たちは早速校庭に出て、自分達でどのくらい大きな声が出せるか実験する事にした。

子供たちの名前が書かれたリストの紙をクリップボードに張った物を、鉛筆と共に渡された。そして外に出ると、一人づつ先生の脇に立って、他の子供達は、反対側(フェンスのわき)に立って、どのくらい大きな声だったか1-5までマークする。1は小さい。5はとても大きい。

出席番号順に、一人づつ「ハロー!イエロークラス!」と声を出していった。

中には、大きな声が出せなくて先生の耳元で囁く子もいたので、ママは、それなら僕も大丈夫だと、安心しながら僕の順番を待った。 僕も、楽しみにしていた。

僕の番号は7番。

6番の子が終わると、僕はいよいよ、だと思って先生のところに行く準備をしていた。

「No.8....」

「えっ!あれーーー」僕も、ママも拍子抜け。そう、僕の番は飛ばされた。

何で?他の子もオラ二オスは?と言う子もいた。 Mrs Sが僕たちの側にいたので、「オラにオスは話さないから。..」というような答えをしているのが僕にも、ママにも聞こえた。

僕は出来るかわからなかったが、やってみたかった。

ママも、これにはちょっとショックを受けた。出来なくても、やりたいかどうか聞くだけでも聞いてくれたら良かったのに。

実際に、大きな声が出せずに、先生の耳元で囁いて終わる子も、一人だけではなかった。

たまたま、この日はママがヘルパーとして来ていたから、分かったものの、いつもこんな調子で、飛ばされてしまうのか、ママには疑問が残った。

もやもやした気持ちのまま、教室に戻り、子供達からクリップボードと鉛筆を集めながら、ママはしばらくその事を考えていた。

そして、残りの時間は、教生のMrs Tが受け持つ事になって、みんなで輪になって座り、ハーフタームに何をしたか、前に出て一人一人順番に話した。

いよいよ僕の番になると、僕はまた飛ばされた。。。

ママは、いたたまれない気持ちになりながらも、平静を装い、他の仕事をしながら僕たちの様子をうかがっていた。

確かに、僕はしゃべらないだろう。でも、せっかくママが来ているんだから、ママに聞いて、僕がハーフタームに何をしたか、他の子に知らせても良かったのではないか?僕がしゃべらなかったら、ママはいつでも助け舟を出す準備は出来ていたのに。 僕の番が飛ばされたら、もうでる幕もない。

ママの心の中がまたもやもやで一杯になった。

僕は、いつものことだからこれは特になんてことはなかった。むしろ前に出なくて、ホッとした。

帰りの時間になり、Mrs Hが子供達を順番に親元へ返している間、ママとMrs Sがクリップボードを持ってどこかへ行ってしまった。僕には何も言わずに。

僕は置いていかれたと思いパニック。

ママと、Mrs Sがブルークラスから戻ってくると、僕はドアに張り付いて、泣いていた。

ママは始めて、僕の事をすっかり忘れていた事に気が付いた。

ママとMrs Sになだめられて僕はようやく泣きやんだが、とんだ一日だった。

posted by なんでさん at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校生活(Year 1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月07日

Science Museum(3)

2006年10月25日(火曜日)

ロンドンの地下鉄のマークの方へ歩いていくと、すぐに右に曲がらなければならなかった。そして、また、左へ。

すると、すこし先に大勢の人が列を成してゆっくり歩いているのが見えた。

黄色いジャケットを着た人が、しきりに、「サイエンスミュージアムに行く人は右へ寄ってくださーーーーい」と、メガホンで叫んでいる。

一体何事だろうと思いながらも、ママは僕を連れて列に並んだ。

左側は空いていたので、僕はママの手を引っ張って、そっちの方へ行こうとしたが、ママの心はもうサイエンスミュージアムしかなかったので、ママにまた引っぱられ、ぞろぞろと進む列に戻った。

途中、Victoria and Albert Museumへの入り口が見え、ママがこっちにしようか?と僕に聞いたが、僕は首を横に振った。

また、すこし行くと、Natural History Museumへの出口も見えた。
「オラ君、恐竜さんみたくない?」

ママも、この列にはうんざりして、そっちへ行きたくなったが、そこも、階段から人が並んでいて、行く気が失せた。僕も、恐竜は怖そうなので行きたくなかったし。

カメのようにゆっくりと進みながら、ようやく地上へでる事が出来た。

ハーフタームと、催し物をやっていたので、この混みようだったのだ。

中に入ると、やっぱりひとひと人。。

ココまで着たからにはすぐに帰るのももったいない。

ママは僕の好きそうな、宇宙のセクションに僕を連れて行ってくれた。

Planet の写真や、宇宙飛行士など、興味深かったが、僕もうんざりして、あまり立ち止まらずに。さっさと次のところへ向かった。

次に行ったのは、地下で、いろいろ面白い事をやっているところ。

不思議な鏡(手をかざすと鏡の中の手が、丁度握手をするようになっている)

入ると、出口がよく分からない迷路のようなところ。

空気入れのようなポンプで、一生懸命空気を入れて、ある物体をどこまで上に上げられるか、等、理科の実験のような、面白いものがたくさんあったが、ここも子供達が一杯で、僕の順番はなかなか回ってこない。

次は、僕かな?と思うと横から他の子が割り込んでやきて、僕の番だよ!といえない僕は、又後回し。

ママも見るに見かね、帰る事を促した。

そのまえに、トイレ。そこも一杯。。

なんだか、展示物を見ているよりかは、人を観に行ったようなもの。

ママも、僕もどっと疲れて、帰路に着いた。

帰りの電車も結構混んでいたが、僕は、電車の中が一番楽しかった。

そして、次の日も電車に乗りたいとママを困らせ、Leicester Squareまで、また電車に乗って行ってきた。

なんだかんだ言っても、クリオに会えたし、電車にも乗れて、なかなかのハーフタームの休みだった。


posted by なんでさん at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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