2006年12月16日

F ちゃんの誕生パーティー

2006年9月30日(土)

10時に、バレーが終わるといったん家に帰り、着替えをして11時からの誕生パーティーに出かけた。場所は、Play Bayという室内の遊び場で、そこでのパーティーはこれで3度目だった。

ママはすごく具合が悪かったにもかかわらず、パパは僕について誕生パーティーに行くのはいやだと言うので、ママは、薬で、何とか持ち直し、僕についていてくれた。

案の定、僕はなかなかなじめなく、ママを引っ張りまわしていた。

土曜日だったので、パーティーに来た子供達だけでなく、普通に遊びに来た子どもや保護者がたくさんいたので、余計に、僕は不安だった。

ママは、他の人たちにうつすといけないので、僕の見えるところにいるからと、すこし離れたところに座っていた。

それでも、僕はしょっちゅうママの所へ戻って、腕を引っ張り、まま、まま、としがみついていた。

ママも、ちょっとうんざり。あー、他のお母さん達みたいに、僕を置いていけたらどんなに楽だろうと、心の中で思ったりもした。

そのうちに、僕の一番の仲良しのPちゃんが来て、僕もようやくママから離れて遊べるようになった。

お昼だったので、おなかがとてもすいて、遊びながらも食べ物のことばかり考えていた。

ようやく、みんな席について、お昼を食べ始めると、僕も、食欲はばっちり。もりもりいろんなものを食べた。特にお菓子は、また、ここぞとばかりに一杯食べた。

おなかも満足して、僕はまた仲良しのPちゃんにくっついてダンスしたり、きゃーと叫んだりして、思い切り遊んだ。

そして、主役のFちゃんのお姉さんが、ダンスをする部屋にはいってきて、P ちゃんに
「あなたは、Pね!」と言ったので、僕も、そのお姉さんに、僕は?僕は?と言うように、自分のことをゆびさした。

「あなたは、オラ二オスね! 妹がクラスの写真を見せてくれたから、みんな名前、わかるわ。」 と、僕の名前もちゃんと言ってくれたので、うれしかった。

初めて会った人に、自分からそんなふうに接するなんて、珍しいと、側で見ていたママは思ったが、これも、楽しく遊んでいたので、バリアもはずれ自然にできた事なんだなーと、うれしくも思った。

パーティーが終わりに近づくと、他のお友達のおかあさんやお父さんが迎えに来て、それぞれパーティバッグをもらって、帰っていった。

僕は、おなかが一杯にもかかわらず、バッグの中のケーキも家に帰る途中で食べてしまった。

僕は楽しく過ごせたけど、ママは、具合が悪くて辛そうだった。

僕ももう少し大きくなったら、ママがいなくても一人でいられるようになるかな......

posted by なんでさん at 14:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 学校生活(Year 1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月14日

放課後の会話練習(3)

2006年9月28日(木)

ママが学校に迎えに来ると、僕は2番目に外に出された。

そして、ママに口を開けて

「はー、抜けた。」

僕の始めての乳歯が、抜けたのだ。下の前歯。

ママは、歯はどこ?と聞くと、僕はゴミ箱に捨てた事を告げた。

「えーーーー!」

「だって、ランチボックスにも入れられないし、ブックバッグにも入れられないし、どこにおいたらいいかわかんなかったから、ゴミ箱に捨てた。」

何も、ゴミ箱に捨てなくっったって... でも、ママは笑うしかなかく、じゃあ、Tooth Fairy は来ないね。残念!と僕を脅した。

今日は会話練習の日なので、他の子供達が帰るのを外で待っていたら、先生達が僕の歯が抜けた事をママに教えてくれた。

そして、僕がゴミ箱に捨てたので、MRS Sがゴミ箱を探したが、見つからなかったと、申し訳なさそうに、言った。

ママは、全然そんなことは気にしておらず、笑っていた。が、やはり最初の歯はとても大事にしなければならないのだろうかと、後から、気になったが仕方がない。

他の子たちが帰ると、僕たちは中に入って、僕は早速またコンピュータで遊び始めた。

また、ママはどうやって、僕に話させようと考え、僕がヘッドフォーンで聞いているものを、何て言ったのと?聞いてきた。

僕はあたりを見渡して、小さい声で、Put it on!といって、ママにヘッドフォーンを渡した。

あっ!ちょっとしゃべった!と、ママは思ったが気にしないふりをして、ママもヘッドフォーンでしばらく聞いていた。

すると、僕がまたそわそわしている事に気が付く。
トイレに行きたいの? うなずいて、トイレに直行!

トイレの中に入っていたら、お掃除のお姉さんが入ってきたので、僕は一瞬話をやめたが、そのお姉さんがママに話しかけてきて、ママも話をし始めたので、僕もすこしは緊張が解けた。

ママが、気楽に話せる相手は、僕も一緒にいて気がらくだ。

トイレがすむとまた教室にもどった。

先生が一人で、何かをやっていて、ママに何か聞いてきた。

僕がしゃべらないから、どのくらい単語やアルファベットの発音がわかるかわからない。したがって、僕は今一番レベルの低いテーブルに座っている。

出来たら、家でテストしてきて欲しいとの事。

そして、アルファベットのカードを一通り渡してくれた。

それから、先生は、僕がハーベストアセンブリーで農夫の役をやるが、僕はどう思っているかママに聞いてきた。

ママは、正直に「あー、家で僕はファーマーになりたくないって言っていたのはそのことだったんですね」

先生、「そうですか...でも、農夫しかせりふのない役はないので、決めたんですが。」

本当は、僕はイチゴになりたかったのだ。やはりしゃべらないと、そんなんだなーとつくづく思った。

でも、いいこともあった。

その夜は、歯をなくしたにもかかわらず、Tooth Fairlyがどこからか僕の歯を捜してきてくれて、一ポンドコインと交換しておいてくれた。

Tooth Fairly さん、ありがとう!
posted by なんでさん at 21:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Year 1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

緘黙症治療プログラム(Y1)-1

2006年9月27日(水曜日)

ようやく、新しい学年になって、僕の場面緘黙症の治療が再開された。

ママがいつもの時間に学校に行くと、僕たちは講堂で、体育の授業をしていた。

Mrs S(新しいキ−ワーカー)も何か作業をしていたが、ママの姿を見ると、僕を呼び、作業中のものも一緒に、いつもの部屋へと、向かった。

もう、僕はどこに行くかわかっているので、ママ達より先に走って、その部屋の中に入った。

ママと、Mrs Sはおしゃべりしながら、後から付いてきた。

Mrs Sはおとなしい感じだが、しゃべらなくて近寄りがたい感じの人ではまったくなかった。
むしろ、落ち着いた声でゆっくりと話し、何があってもドンと来いというようなタイプで、ママも、一緒にやりやすいと、思った。

ママは、月曜日に、セラピストのアドバイスを担任から聞いていて、それは、言葉を発するというよりは、まずは音が出せるようなゲームからやるといいとのことだったので、おもちゃの楽器から、と考えていた。

ママが、プログラムに介入するのは今回ともう一回だけなので、最初からMrs S も一緒に中に入って、3人でやり始めた。

Mrs S が僕に何で遊ぼうか?と聞いてきたので、僕はすかさずおもちゃのサンドイッチを出してきたが、みんなが座っているテーブルには寄り付かず、フェルトで作った人形で遊び始めた。

同じくフェルトで作られた空と海をイメージした土台が壁にはってあり、いろいろな人形をつけたり取ったりしていた。

一方、ママとMrs Sは僕のことはとりあえずほっといて、普通の話を始めた。

Mrs S 「午前中は何してましたか?忙しかったですか?」
ママ 「ちょっと、疲れたので、特に何もしなくて、ソファーに横になって、テレビを見ていました。」
Mrs S 「‘Loos Women’はみましたか?」
ママ 「えー、みました。あと‘Doctors’、も。」
Mrs S  「私も、以前は午前中だけ働いていたから、午後のその類のテレビ番組は一通り見てたんですが、フルタイムになってからは、お昼休みに家に帰ったときだけ、‘Loos Women’をてるんですよ。」

などなど、僕の場面緘黙症治療とはまったく関係ない話をしている。

なんとまあ、のんびりとリラックスしているもんだと思いながらも、ママも一緒になってべらべらしゃべっていた。

Mrs S は、ママが来る前にやっていた作業も続けていた。体の絵を描いて、パーツの名前を貼っていた。

前のセッションとはまるで違う。が、それでも僕にはいろいろ声をかけてくれた。

「サンドイッチを作ってくれない?」

「何か他ので遊ぼうか?」

ママも、僕の方を見て、「チーズとハムのサンドイッチ作って!」だの、いろいろ注文してきた。

そして、ママがもう一度僕のことを見たら、僕のPEのTシャツが裏返しになっているではないか。

「あらまー、オラ二オス、Tシャツ裏返しに着てますね」
「あらまー、おほほほー」

と、また二人で、陽気に笑っていた。

それから、Mrs Sは僕達が今日コンピュータで表を作った事をママに教えてくれた。

ママが、こんなに小さいうちからコンピュータで表を作るなんて!と感心していると、

「鳥を飼っているんですって?」っと、Mrs S。

「とり?」と、ママは一体何のこと?というような顔をしていると、
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posted by なんでさん at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Year 1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

放課後の会話練習(2)

2006年9月26日(火曜日)

ママが放課後学校に来た。

僕と話をするためだが、僕はあんまり乗り気ではなかったので、教室にあるコンピューターで、ゲームをし始めた。

ヘッドフォーンをつけて、僕は一人で黙々とやっている。

んー、どうやって話をしたらいいんだろう?しかも、コンピューターなんてやっていいの?

ママは、一人であせっていた。

教室には、アシスタントの先生と、担任の先生もいて何か話をしているが、僕のやっていることにはまったく気にしている様子もないので、ママは、僕にコンピューターをやらせながら、「ママには、音が聞こえないから、なんていっているのか教えて?」

と、聞いてきた。

僕には、ママが僕に話をさせようとしていることが見え見えだったので、黙って、ママにヘッドフォーンを渡した。

ママは、あきれかえって、途方にくれてしまって、しばらくこんな状態が続いたが、僕は急にトイレに行きたくなった。

お掃除のお姉さんも入ってきたので、ママも、この辺で退散したほうがいいだろうと思い、ママは、僕がトイレに行きたくなったので、今日はこれで帰ります、とのことを先生に告げて、教室をあとにして、トイレへ向かった。

案の定、またうんち。

でも、トイレの中では、ママとぺらぺらしゃべり、終わると、僕はまた教室へ戻った。

先生は、僕に気づかなかったが、言葉ではいえなくても、帰りの挨拶をしたくて、戻ったのだ。

今回も、トイレだけだったけど、学校内でしゃべる事が出来たので、まずまずだ。
posted by なんでさん at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 場面緘黙症治療(Year 1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

イースターラッフルとケーキ

2006年3月30日(木曜日)

イースター休暇まであと一日と迫った木曜日の午後、講堂では、イースターラッフルと(くじ)と、お母さん方が作ったケーキが売られた。

僕は、人がいっぱいいるところはいやだったが、ケーキにつられて、ママと一緒に行ってみた。

すでに、たくさんの人がいて、ケーキを買うために並んでいた。僕とママも並んだが、ちょっと様子がおかしい。

並んでいる場所が違った。ラッフルのチケットを買う列に並んでいたのだ。

もう、チケットは買っていたので、あわててケーキの列に並んだものの、なかなか順番が周ってこない。

そして、ようやくあと一人、と、迫ってきたときには、もうすでにケーキは一つもなくなっていた。

残念!

仕方なく、くじ引きが始まる時間までうろうろしながら待っていたが、それにも何も当たらなかった。

今回は、ちょとついてなかった。

でも、明日で学校も終わってイースター休暇に入る。僕はやったー!という気分だ。

ママも、イースター休暇明けには、いよいよ僕の場面緘黙症の治療も始まる予定。

そう思ったら、ケーキが買えなかったのも、ラッフルに当たらなかったのも、なんてことはなかった。

posted by なんでさん at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校生活 (Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月06日

Art Week テーマ、インド

2006年3月20日(月曜日)〜3月24日(金曜日)

この週は、インドをテーマとしたアートウィークで、いろいろな催し物があり、時間割も不規則であった。

いつもは、普段と違う事をすることが苦手な僕だが、金ぴかの服を来たダンサーが来て、踊りを見せてくれたり、インドのパン(ナン)の試食もあり、僕は結構楽しかった。

ダンサーが来た日は、家に帰ってママに,

[インドの人はハローはナマステイって言うんだって!] と手を胸の前で合わせながら言った。

「へー、そうなんだー、オラ君何でも知ってるね。」と何も知らないようなふりをして、ママは妙に感心した。

ママが、感心したのは、そのことを知っているかというよりも、ちゃんと見てきたことが頭に入っていて、それをママに教えてくれたこと。

また、別の日には、「今日オラ君インドのパン食べたよ!おいしかった!、ママも食べてみたら?」

「あら、そう?じゃあ、今度買い物に行ったら買ってみようね!」

と、あたかも、今までにナンを食べた事がないように振る舞い、次の日にスーパーから買ってきてくれた。

「インドのパン買ってきたよ!一緒に食べようね!」

「うん。おいしいーね。」
「うん、本当に、おいしいね。」

そんなんで、普段とは時間割が違っても僕はこのアートウイークが楽しかった。

そして、ハイライトは、金曜日のDressing Up Day!

保護者は3週間前から知らされていたので、今回は準備する期間が結構あったので、ママもすこしは余裕であった。

インターネットで、インドの子供の民族衣装をチェックし、ジャンパースカートとズボンを編む事にした。

しかし、できあがってみると、インドの衣装というよりは、クリスマスパーティー用の服みたいに仕上がった。しかも、ターバン用に用意したさらしは、巻いてみると、まるで包帯のようだ。

どうしよう。。もう時間はないし。。

そこで、ロンドンにいるバングラディッシュ出身の友達に助けを求め、ギリギリで、男の子用の服を送ってもらった。

ママが作った赤のラメ入りのニットのズボンに、友達から送ってもらったクリーム色のシャツとサロンをターバンの代わりに頭に巻いて、当日学校へと向かった。

女の子も男の子も、インドの民族衣装のようなものを着てきて、ママは、一体みんなどこから仕入れてきたんだろうと、そのアイディアに感心した。

圧巻だったのは、先生方のサリー姿。こちらの人は、顔だけ見るととても小さく、細そうに見えるが、実は、体は結構がっちりしている。だから、サリーもすごく良く似合っていた。先生達も、この日は楽しそうだった。

僕のも、まんざらではない。ちゃんとインドの子供のように見えた。

さすがに、インド象はいなかったが、今回は僕も誰にも追いかけられることなく、楽しく、アートウィークを締めくくる事が出来た。

posted by なんでさん at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校生活 (Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月01日

アセンブリー

2006年3月17日(金曜日)

この学期が始まってから、金曜日のアセンブリーで、クラスごとに劇や歌を保護者に披露していた。

そして、この日は、僕たちパープルクラスの番だった。

朝、学校に行き、子供達が教室に入ると、保護者達は、アセンブリーが行われる講堂に入り、用意されていた椅子に座って、僕たちが入場してくるのを待った。

他の子供達が先に入ってきて、全員落ち着くと、いよいよ僕たちの入場の番だ。

僕は、人がいっぱいだったので、ちょっと怖かったが、偶然にも、ママが僕の前にすわっていた。すぐ前ではなく、後ろの方だったが、ママの顔がよーく見えた。

片方の手の指を口にくわえ、もう片方の手で、ママに手を振った。ママも僕に手を振ってくれて、僕はすこし安心した。

僕のクラスの男の子が、「Welcome to our assembly!」

といってから、始まった。最初は、歌だ。

キャタピラー(青虫)の歌で、ママが良く見たら、僕が歌っているではないか!先生も気が付いた。

そして、はらぺこあおむしのお話から、青虫の一生の絵を描いたものを、卵から順に見せて行った。僕は、さなぎになる前の青虫。ちょっと恥ずかしいながらもちゃんと他のお友達と一緒に立って見せることが出来た。

そして、また歌を歌い。今度は、自分達が作った蝶々を見せた。これも、ちゃんとできた。

途中、途中で何人かの子供が、短い詩を朗読したりもしたが、僕は論外。そのときはママの所を見ながらおとなしく座っていた。

最後に、また、みんなで青虫の一生を披露して、僕たちのアセンブリーは終わった。

ママの心配、そして先生方の心配をよそに、僕はちゃんと歌も歌えたし、やらなければならない事は出来たので、みんな一安心。

僕も、ママが見えたので、安心したのと、うれしかったのとで、ちゃんとこなす事が出来たんだと思う。

すこしづつ、すこしづつ、僕も人前で何かをするのが怖くなくなって来ていた。
posted by なんでさん at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校生活 (Reception Year) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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